お知らせ

季寄ポストカード、発売開始です!

こんにちは。
句具の後藤麻衣子です。

立春を迎え、いよいよ春ですね。
ところどころに春の兆しを感じ始める頃。
ここから春分くらいまでのあいだに、緩やかに春めいていくんだと思います。

さてさて、そんな立春の日に、句具から新商品が誕生しました。

はじめまして。
「季寄ポストカード」です!

季語をちりばめたポストカード5種
「季寄(きよせ)ポストカード」は、63円切手の定型郵便で送れる、葉書サイズのカードです。

おもてのイラストは、おなじみ、句具の節気カレンダーと同じ、山をテーマにしたデザイン。季節ごとの山の季語をテーマに、四季折々のイラストを描き込んでいます。
春夏秋冬に新年をプラスした5枚シリーズで、1枚から購入していただけます。

裏面(宛名面)には、それぞれの季節の季語をちりばめています。
アイテム名にもなっている【季寄せ】には「季語を集めたもの」などの意味もあり、このポストカードが季寄せとしての用途で使ってもらえたらいいなと思い、季語を厳選してみました。

一般的によく使われる季語もあれば、響きや字面が美しいもの、あえて傍題をセレクトしたものなど、いろいろごちゃ混ぜの季寄せです。
さらに、俳句に馴染みのない人や、はじめて挑戦する!という人にとって、ただ見て読んで楽しいものにしたいと思い、パッと見て意味がわかりやすい季語や、身近な言葉、さらには「それって季語だったんだ!」と驚きのある季語なども盛り込みました(※句具の中の人たちの独断と偏見です)。

それでは、いろいろな使いかたをご紹介・ご提案します。

【使い方①】兼題や〆切をメモしてノートに挟む
句具の作句ノートに、すっぽりおさまるサイズ感。

季寄ポストカード_210209_detail_1

ポストカード自体に程よい厚みがあるので、しおりとしてもお使いいただけます。

おすすめは、句会や投句などの〆切や兼題をメモするという使いかた。
メモしつつ、それを作句ノートに挟んでおけば、投句の忘備録になります。

書き込んで投句のログとして残しておくほか、付箋を貼り付けるなどして、しおり兼ToDo的に使うのもおすすめです。

【使い方②】ただ季語を眺めながら俳句をつくる
外で俳句をつくるときのスタイルは、人それぞれだと思います。
常に歳時記とノートを持ち歩く人、電子辞書を持っている人、歳時記もメモもスマホで完結している人…といると思いますが、句具からはこんな提案。

作句ノートに、この季寄ポストカードを挟んで、ペンを一本持つ。

このミニマルなセットがあれば、ポストカードの季語を眺めながら俳句をつくって書き留めることが可能です。

「お題があった方が、句作がはかどる!」というタイプの人(私もそうです)は、この季語の中から一日ひとつずつ選びながら、それをお題にして俳句をつくっていくのも良さそう。
挑戦済の季語はマーカーでチェックして、季節の変わり目に「今春はどんな季語で詠んだかな」と、振り返るのも楽しそうです。

【使い方③】俳句初心者さんの “ことはじめ” に
句具をはじめてから、友人や知人から「テレビで観て俳句ちょっと興味あるけど、どうやって始めればいいのか全然わかんない」と言われること、何度もありました。
確かにいきなり歳時記を買うのは、ちょっとハードルが高め。

そんな友人や知人へ、「この中から好きな言葉を選んで入れて、五七五にするだけで俳句になるよ」とメッセージを添えて贈ってみるのもおすすめです。

なかには難読季語やマニアックな季語も入っていますが、
でもこうしていくつかの季語に触れ、調べてみるきっかけがあることで、「知る」「つくってみる」ことにつながります。
俳句に触れる、第一歩になってくれたら嬉しいです。

また、これを読んでくれている俳句初心者さんも、ぜひ作句ノートと季寄ポストカードを“句作スターターセット”にして、俳句づくりに挑戦してみてくださいね!

【使い方④】季節の挨拶や、お礼状として送る
4例目にして、超王道な使いかたです。
ここまでしおりや季寄せとしての使いかたを紹介してきましたが、本来ポストカードですので、宛名面には “POST CARD”の文字を入れています(実はこれがないと定型郵便で送れない)。
そのまま63円切手を貼って宛名を書けば、定型郵便で送ることができます。

ご挨拶やお知らせ、近況報告、なにかいただいた際のお礼状などに、自作の一句を添えて、送ってみてはいかがでしょうか。
(新年は年賀状におすすめです…!もう遅いけど、ぜひ来年に。笑)

葉書や手紙を書く機会が減っている昨今ですが、やはり手書きのメッセージをもらうと嬉しいもの。
1枚単位でも購入できますが、ポストカードとしてもたくさん使ってもらえるよう、単品よりもお得な10枚セットもご用意しています。